”ビジネス実務法務検定2級”合格体験記
受験回数:1回
試験日:2013年12月8日
合格発表:2014年1月17日
合格率:38.5%
総学習時間:約7時間
使用教材:
受験の感想:
ビジネス実務法務検定2級は70%の正答率が合格基準となっている。その為、問題の難易度により合格率は変動するが、概ね40%前後で推移している模様。
試験範囲は、
・ビジネス法務の実務
・取引を行う主体
・会社取引の法務
・会社財産の管理・活用と法律
・債権の管理と回収
・企業活動に関する法規則
・会社と従業員の関係
・紛争の解決方法
・国際法務(渉外法務)
と広く、関係する法律は民法、会社法を中心に多岐に渡る。
今回、公式テキストと早稲田セミナーの問題集を揃えて勉強を始めたが、結局公式テキストを1周読み終えたところで試験当日を迎えてしまった。肝心の問題集は結局1問も解かないままという情けない状況。
しかし、民法はマンション管理士、宅建、管理業務主任者でも出題範囲とされる分野なのである程度の知識はあり、会社法は日々の仕事で使っている法律である。残りの分野はテキストを通読したのみの付け焼刃の知識と日々の実務経験、他の資格で培った自分のセンス、それらを総合的に活用して解いてみることにした。
いざ試験開始!過去問も問題集も解いていないので、とても新鮮(笑)。しかし、素直で質の高い問題が多い印象。そのせいか、問題を解くこと自体とても心地良い。30分を残しマークシートへの記入完了、特に見直しはせずに退室した。感覚的に自信を以って解けたのはおよそ半分程度、しかし残りの半分も全く知らない問題はなく、それなりに取れてるかな、という印象。
帰宅後、資格学校の解答速報で自己採点するとなんとか70%は超えてる様子。実際に上記の通り、75%の得点で合格することができた。自分の場合、出題のメインとなる民法・会社法の知識があったので十分な準備がなくても合格することができたが、民法・会社法を初めて勉強する受験者にはそれなりの学習時間が必要だろうと思う。
企業の法務担当者の身としては、単に”合格したから良い”という感想ではいけないと反省している。公式テキストに収録されている内容は法務担当者として必要不可欠な内容ばかりなので、100点を取れるような準備をして試験に臨むべきであった。